第二仮説を建てる

見ないでください。

島耕作は雇われている

■テレビでは教えてくれない最も重要な事柄がある。

・右翼ムーブメントは雇われているが

・左翼ムーブメントは雇われていない

ということだ。

三者は両方とも同じと思いがちであるが両者は全く違う。宗教右翼統一教会が組織する反共を掲げる勝共連合は市民活動とは全く違うということ。金銭でオルグされた利益集団 (に引っ掛かった人) と市民活動の対立であるということだ。

この右翼と左翼の対立とされるものそのものがウソで、ウヨクとされる人々は極右含め右派的政治意識が無い。

この人々の主張はよくよく分解してみると「勘違い」と「恐怖」で構成されている。だから大衆から出てきたムーブメントのように見せかけて、別の場所にいる仕掛け人が主体なのである。

これに対してサヨクのムーブメントは、似ている部分はあるけれど、仕掛け人を取り除いたところでイデアが残り続けるので根本的に消えない。環境保護など、原動力に恐怖があったとしても、それは真っ当な脅威による正しい恐怖なのである。この正しさの判定尺度が希薄だと両者を見分けることができなくなる。現代人の見分ける能力の劣化、それを利用した詐欺だ。

アメリカ大統領選でトランプがプロライフから距離をとっている。理由はこれだ。プロライフがこの議題設定では騙しに相当するからである。人工妊娠中絶の賛否を問われるが、宗教思想の問題と見せかけて問題は貧困と医療の問題である。結果として医療機関が混乱する。

反戦、反基地、核廃絶運動や原発反対運動に安心を与え、恐怖感情を取り除いたところで、抜本的危険がそこに厳然と存在する以上、活動の根本的イデアは消えない。

叩いても叩いても復活する。

それに対して何度も同じ『反対派は雇われている』論が噴出するのは、『反対意見が営業に不利益』な事業者が商売を続けているからである。

ブラック企業やヤクザ商売が、社会の中から淘汰されずに残り続けているからである。軍需や基地、原発は現代の国連が発布する規制に照らすと事業存続が不可能だからである。

彼らの為にも撤退を促さなくてはいけない。それが市民活動、進歩派の使命だ。

 

島耕作はいちど肩書きなしで働いてみるとよい。